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Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ]  [ Surgi de la croupe . . . ]


    Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ]
             
はかないガラスの器が
臀部から一飛びに出現するので
苦い夜を花で飾ることなく
知りもしないその首は途切れる。

私は二人の口が飲まなかったとまさに思う、
彼女の恋人も私の母も、
決してキメラに至るまでも、
私といえば空気の精、この冷たい天井にいる!

無尽蔵のやもめ暮らしのほかに
どんな飲み物も入っていないその純粋な壺は
死に瀕しているが同意しない、

無邪気なキス、最も死を思わせる者たちのだが!
何かを滅ぼすことに、
闇のなかで一輪のバラを知らせながら。


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