Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ] [ Surgi de la croupe . . . ]
Ⅱ [ はかないガラスの器が . . . ]
はかないガラスの器が
臀部から一飛びに出現するので
苦い夜を花で飾ることなく
知りもしないその首は途切れる。
私は二人の口が飲まなかったとまさに思う、
彼女の恋人も私の母も、
決してキメラに至るまでも、
私といえば空気の精、この冷たい天井にいる!
無尽蔵のやもめ暮らしのほかに
どんな飲み物も入っていないその純粋な壺は
死に瀕しているが同意しない、
無邪気なキス、最も死を思わせる者たちのだが!
何かを滅ぼすことに、
闇のなかで一輪のバラを知らせながら。
2021-08-16 18:29
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